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水蒸気で火をつけよう!(水の状態変化)

火は熱くないの所で気加熱についてお話ししましたが、水が液体から気体に状態変化する時にはたくさんの熱を吸収します。では状態変化した水蒸気をさらに加熱すると温度はどうなるでしょう。

​実験1:水蒸気で火をつける①(銅なまし管がある時)

​材料:銅なまし管、加熱器具、マッチ、フラスコ、ゴム栓

上の写真はフラスコで沸騰させた水を銅のチューブに通し、そこをさらに加熱している所です。透明な水蒸気の状態で銅管から出てきます。この時の温度は300℃程度になります。マッチを近づけるとマッチが燃えます。

尚、銅のチューブですが、東急ハンズなどで「銅なまし管」として数百円でうっています。

​実験1:水蒸気で火をつける②(注射針がある時)

​材料:注射針、アルミ缶、マッチ

​注射針がある時には、もっと簡単にできます。アルミ缶のフタに注射針を刺して、固定します。アルミ缶に水を少量入れ、加熱します。アルコールランプで十分です。注射針をろうそく2,3本で加熱します。マッチに水蒸気で点火させます。

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​このようにして得られた過熱(加熱)水蒸気は洗浄や調理に使われています。過熱水蒸気は1200℃くらいにすることもできるそうです。過熱水蒸気オーブンレンジでは表面をカリッと中はしっとりと仕上げることができ、油を落とすこともでき、料理の幅が広がるそうです。

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