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サラダオイルで透明人間・消えるリンゴ
光の実験② (屈折の実験3連発)
屈折の実験には、楽しい実験がたくさんあります。
実験1:サラダオイルで透明人間
物が見えるということは、物体が太陽の光などを、反射、屈折した光が自分の目に入り、網膜で像を作るということです。ガラスとサラダオイルの屈折率はほとんど同じです。それを利用した実験です
写真のように、大小のビーカーを重ねます。そこにサラダオイルを入れると、中のビーカーが・・消えます。
油の中のビーカーが見えるということは、ビーカーを通る光の進み方が変化し反射光が目に入るからです。ところが、油とガラスは屈折率がほとんど同じため、光が中のビーカーを通過しても、光の進み方が変化せずに、そのまま光が通過してしまいます。その為に、人間の目にはサラダオイルと同じようにしか見えません。透明ビーカーになってしまいます。
実験2:消える消臭剤
実験1と同じで消臭剤の屈折率も水とほとんど同じです。油と違い片付けも簡単です。
実験3:消えるリンゴ
紙に赤いリンゴの絵をかきます。ビニール袋にはリンゴの輪郭だけをかきます。これを水に入れて斜め上から見ると、赤いリンゴは何と透明に!
これはリンゴの色が消えたのではなく、紙に書いたリンゴが斜め上の方向からはみえなくなった為です。下の図のようにリンゴから出た光はAにいる人のほう進もうとしても、水、空気を屈折を繰り返しBの方向に進んでしまいます。Aにいる人には見えなくなりますが、水槽を横から見ればちゃんと見えます。
関連ページ:光の実験はまだ導入されてから年数がそれほどたっていません。その為に実験自体が練りこまれていないのが事実です。関連ページをご覧になり、参考にできる実験をぜひご覧ください。
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