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手作りレンズ!の製作2種類
光学の実験では欠かせないレンズですが、途上国では貴重品にです。プラスチックボトルは手に入るので、それから制作します。接着剤はグルーガンが大変便利です。
実験1:プラスチックボトルからレンズを作ろう
材料:炭酸系プラスチックボトル、カッター、はさみ、グルーガン、注射器
炭酸系のボトルの肩の部分を5㎝四方位に2つ切り取る。一つには円を描く。円に沿って丁寧に切り取る。
2枚をグルーガンで張り合わせ、少しだけすき間を開けて置き、そこから注射針で水を入れてからグルーガンで密封します。
プラスチックボトルの曲がり具合により違いますが焦点距離5㎝程度のレンズになり、基本的な光学の実験には使用できます。また、紙を焦がす程度は十分できます。
実験1-2:レジン液がある場合
レジン液とは紫外線硬化樹脂(UVレジン)といい、その名の通り紫外線で硬くなる樹脂です。UVライトまたは太陽光で硬くなり簡単にレンズを作ることができます。100円ショップでも売っていて、硬化剤不要です。仕上がりもきれいです。
レジン液を容器に入れて、太陽光で30分程硬化させます。レンズの完成です。5g100円という値段がどうかですね。しかしレンズはかなり値段が高いのでいいかもしれません。
実験2:その他のガラス玉顕微鏡用のレンズ、水玉レンズを作ろう
細いガラス棒を溶かすと、表面張力で丸くなります。線香花火が丸くなるのと同じです。ガラス玉の直径1㎜で300倍、3㎜で100倍程度のレンズになります。直径が大きくなると歪みが出やすくなります。
完全に球形のレンズを作りたいときには、左上の写真のように細いガラス棒の斜めから炎をあてます。1~2㎜程度のガラス玉になり、下に落ちます。おたまを置いておくと丸いままで固まります。
また、ガラス棒についたままのレンズを作る時には細いガラス棒をバーナーの炎に当てます。
またペットボトルのフタに穴をあけて水をたらすと簡単な水玉顕微鏡ができます。ガラス玉顕微鏡・水玉顕微鏡両方とも作り方は下のボタンから移動してください。
それ以外にもコインの穴、ビン、フラスコなどに水を入れてレンズ代わりにすることができます。
実験2:目に映る像
人間の目もレンズになっています。水晶体で屈折させて、網膜に映ったものを見ています。プラスチックコップに水を入れたものを人間の目の代わりに実験します。
材料:プラウチックコップ、水、矢印を書いた紙
プラスチックコップに水を入れた状態が人がものを見ている状態です。したがって網膜には反対向きの像が映っていることになります。脳はこれをひっくり返して外界にある矢印の向きと合わせています。実像は倒立でスクリーンに映りますが、目の水晶体でもう一度ひっくり返します。ですから網膜には正立で映っていますが、脳に伝えるときにまたひっくり返してと、なんだか訳がわからなくなりますね。
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