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方位磁針の自作

日本では簡単に手に入る方位磁針ですが、開発途上国の限られた予算では手に入れることも大変です。そこで、今回は方位磁針を自作します。磁針としての性能はかなりのものがあります。充分に小中学校の磁界の実験には対応できます。

材料  スチール缶、金切りはさみ、画びょう、フェライト磁石、やすり

おなじみのスチール缶を磁針の形にします。センターに釘でへこみをつけて、画びょうでバランスを確かめます。

次に磁化させるのですが、フェライト磁石を同じ方向にこすりつけます。この方位磁針はどこに出しても恥ずかしくない性能です。ただ、バランスをとるのに手間がかかります。

​実験2:その他の方位磁針の作り方

材料:ストロー、スチールウール、アルミホイル

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方位磁針ですが、作り方は色々ありますが、これが一番良いと思うものはなかなかありません。もしフェライト磁石が手に入るなら、上の写真のように、糸をつけてぶら下げることが一番簡単です。下の写真は、左から棒磁石を浮かべたもの、ドーナッツ磁石をスチロール球ではさんだもの、針をつるしたもの、スチール缶を切り、画びょうの上に乗せたもの、どれも一長一短ですが、スチール缶を切り出したものは手間がかかるという難点がありますが非常に良いものになります。鉄・コバルト・ニッケルは磁化されます。これらを容易に動くように置くと南北を指します。

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​今回は容易に手に入る、ストロー、アルミホイル、スチールウールで方位磁針を作ります。

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​3㎝程度に切ったストロー、アルミ箔、スチールウールを用意します。スチールウールをアルミにくるみ、ストローに押し込みます。ストローの両端をあぶってふさぎ、磁石を使って磁化させます。水に浮かべれば完成です。ストローをふさぐ時にはラジオペンチではさみながら火であぶります。冬場は静電気が強く、入れ物にくっついてしまうことがあります。

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​方位磁針の指す北は正確には北からずれています。東京では約7度程西にずれています。これを偏角といいます。詳しくは、国土地理院へ

​方位磁針の治し方

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強めの磁石を用意してください。そして、くるってしまった方位磁針の上を一回だけこすります。磁化される時に一番最後に触れた部分がこすった磁石と反対の極に磁化される性質を利用しています。

図の場合ですと棒磁石のS極が最後に触れた赤い部分がN極になります。

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