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レントゲンおもちゃと鳥の羽

今から、もう50年ほど前のことですが年末の酉の市でレントゲンおもちゃが売っていました。これで何でも透視できると屋台で売っていました。欲しくてたまらなかったのですが、何せお金などほとんど持っていないので、見るだけでした。

鳥の羽を使った光の干渉を扱ったものです。

材料 画用紙 鳥の羽  

画用紙に穴をあけその裏から鳥の羽を張り付けるだけです。手をかざして

明るい方を見ると光の干渉によって、輪郭がぼけ骨があるように見えます。

また、筒などで囲い、鳥の羽を見えなくし、もっともらしい口上をつけて、「これは特別なレントゲン装置だ。」などと言おうものなら、生徒は「本当だ。骨が見える。」とすぐに引っかかります。

この羽のおもちゃを、レザーポインターの前に置くと本来は一つの点になるはずの光が干渉によってたくさんの点に分かれます。

ウキペディアより

高校の物理で習ったヤングの干渉実験の原理です。考えてみると昔の露天商は科学的なものがいっぱいあったのですね

また、網戸や金網のフェンスなどに不思議な模様が見えたことはありませんか?

モアレ干渉縞と言って、二つの格子にによって光に強弱ができ縞模様になります。

上の図のように Grid A と Grid Bの二つの格子が重なっていますと、Grid BからDだけ離れた位置に間隔λをおいて光の干渉が起こります。強弱ができますので模様に見えます。

   λ : P = W : ( P - W )

   λ = PW / ( P ー W ) の幅になります

 

   P : W = ( D + d ) : D

   D = Wd / ( P - W )

 

 という位置関係の場所に縞模様が現れます。

 

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