top of page

​酸アルカリは中和だけではないよ!みかんの皮むきをしよう

酸アルカリというと、理科の苦手な生徒は聞いただけで逃げ出してしまいます。酸アルカリがみかんの皮と反応すことから、少しでも身近な化学変化なんだと、思えるようにこの実験を取り入れました。

​実験1:塩酸と水酸化ナトリウムによるみかんの皮むき

​材料:0.4モル塩酸250ml、0.3モル水酸化ナトリウム250ml、みかん、ビーカー、加熱器具、ざる

みかんの外皮をむき、一房ごとにわけます。塩酸を50℃にし、10分間煮ます。みかんの内皮はペクチンで作られています。塩酸によってペクチンのエステル基が加水分解されます。酸を使いますので金属製の鍋は使わないで下さい。

みかん1.png
みかん2.png
みかん3.png

​水洗い後、水酸化ナトリウム50℃で、10分ほど加熱します。加水分解されたペクチンをナトリウム塩にして、水に溶けださせます。水洗いします。皮がきれいに取れます。

みかん4.png
みかん5.png

昔は、このようにして皮をむきましたが、現在は機械的に剥きます。塩酸と水酸化ナトリウムを使用してますので、生徒もいまいち、触手が伸びません。

​実験2:クエン酸と重曹を使ったみかんの皮むき

同じ実験を、2%クエン酸60℃で10分、2%重曹60℃で10分でおこないます。両方とも食品添加物ですから少し安心です。ただ、やはり鍋は使わない(酸と金属が反応してしまう為)方がよいですね。

​実験3:おすすめ!重曹だけを使ったみかんの皮むき

​材料:重曹小さじ2杯、みかん5,6個、なべ、加熱器具、ざる

1リットルの沸騰したお湯に重曹を小さじ2杯入れます。みかんを入れて、1分30秒ほど煮ます。みかんを冷やします。水は静かにチョロチョロと加える(みかんを崩さないため)ようにします。何回か水を入れ替えて重曹を洗い流します。薄皮を手で取ります。

みかん6.png
みかん7.png
みかん8.png
みかん9.png

​このやり方は「ろくキッチン」という料理チャンネルから引用しています。生徒も安心して、食べられますし、重曹だけですから鍋で実験ができます。

bottom of page